統一テーマ:「知る権利とセキュリティ・マネジメント」

会期: 2011年6月25日(土),26日(日)
会場:長岡技術科学大学 (新潟県長岡市上富岡町1603-1)
(会場へのアクセスはこちらをご覧下さい)

基調講演:林 紘一郎 氏 (情報セキュリティ大学院大学学長)
特別講演:小川 克彦 氏 (慶應義塾大学教授)

会員各位
日本セキュリティ・マネジメント学会
会 長    佐々木  良一
大会実行委員長     淺井 達雄
  このたびの東日本大震災により被害を受けられた皆さまには心からお見舞いを申し上げます。
  今回の震災では、地震動だけでなくそれに伴って発生した津波とさらにそれによる原子力発電所の事故が多くの課題を認識させることになりました。その中には危機管理における情報公開の在り方、サプライ・チェーン・マネジメントの脆弱性、事業継続計画の有効性などについても課題が指摘されています。今回の大会ではこのような時のテーマを含めた内容としました。
  一方、この1年足らずの間に、尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件やアメリカ外交公電ウィキリークス流出事件などアクセス権限を有する内部者による情報漏えい事件が相次いで発生しました。今回の大会はこのような社会的傾向をとらえて、統一論題を「知る権利とセキュリティ・マネジメント」としました。
  基調講演には、情報セキュリティ大学院大学学長である林紘一郎氏を迎え、「知る権利とセキュリティ・マネジメント:ウィキリークス・個人データ・メディアの責任」と題して講演して頂きます。特別講演には、慶応義塾大学教授小川克彦氏による「つながり進化論-ソーシャルメディアはなぜ流行るのか」を予定しています。
  今回の全国大会は本学会発足25周年にあたりいくつかの新しい試みに挑戦しています。
1)一般市民が無料で自由に参加できる公開トラック(基調講演、特別講演を含む2日間コース)の設置、
2)週末の2日間にわたっての開催、
3)25周年記念事業の一つである「社会への提言」の発表
  まさに、「多彩な研究者、実務家が集い、互いの専門性を尊重しつつ、刺激しあい、新たな理論や方法論を発展させ、社会に貢献する。」という本学会の使命をより鮮明にうち出した企画となっています。
  このような学際的でかつ業際的な本学会のメリットを活かした有意義な大会と致したく、是非とも、関係の方々にもお声をお掛けいただき、開かれた学会に相応しく、多数の方々のご参加をお願い申し上げ、ここに謹んでご案内申し上げます。なお、本大会の最新情報は学会ホームページ(http://www.jssm.net/)にも掲載されますので、こちらもご覧くださいますようお願い申し上げます。

PDF版の開催案内はこちら
協賛団体の会員の方が本大会に参加される場合は,会員扱いの参加費が適用されます